幸せ(あい)の果て、
例えば夜更けに。

 

曲名: 「幸せ(あい)の果て、例えば夜更けに。」
作詞: Rose de Reficul

作曲: Rose de Reficul et Guiggles

さぁ、ご覧あれ。 この無様な 晒し者。

朝の光で 気がふれて。 花だって食べる、鋏にまかせた ザンバラ髪の。

 

少女趣味なドレスを着た 夢とあぶくを持つだけの。

不幸自慢の左手をあらわにし 王子様のキスを買え。

        

王子様に背中からササレながら やんごとなきいばらは

羽ペンであの「タキシード」に あえぐ想いを綴るもの。

 

上等なドレスの先の いきどまり ロマンチックに満たす為、

気だるい身体を 這わせ合い 乙女の何たるかを見せておくれ。

 

“甘い夢が見たい” と、 香水点眼した 哀れバレリーナと踊れ。

 

金の時計をちらつかせ 「美味しそうな舌なめずり」が 見張ってる。

 

少しだけよ、と はにかみ応え 

     少しだけよ? と 少しずつ。

 

あぁ、やめて。 神様がみてる。 あぁ、あぁ、ぁ。神様がみてるの、

 

お願い。

 

「オ前ノドロップヲクレ。オ前ノドロップヲオクレ。オ前ノドロップヲクレ。オ前ノドロップヲ、」

 

さぁ!

 

足が冷たくなったの、

指が冷たくなったの、

だって毛皮の下は貴方のお望み通りよ、“温めて。”

そうして ここも、と 差し出した薔薇、捻じ込まれたのは$札。

そうして ねだる そのスープ。

そうして 訊くわ “いと気高きは?”

 

ライ ライ ライライ ハイ。 ライ ライ ライライ ハイ。

 

「夢こそ我が身」と謳うことなど、ほら。

「夢こそ我が身」と詠うことなど、あぁ。

 

“お前の身体にぶら下がる キリギリス。”

いいえ、何だって良いわ、チョウチョだって食べるとも。

 

ライ ライ ライライ ハイ。 ライ ライ ライライ ハイ。

 

蛙が嘲笑っているじゃない。

 

ライ ライハイ。

 

あがいても もがいても 貴方に 触れる 手も 足も もうない もうないのよ。

 

ライ ライ ライ ライ ライ・・・

 

・・・次は 神様が囁く。 「オ前ノドロップヲクレ。」