Roseの赤い小部屋


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プロフィール

Rose de Reficul et Guiggles photo by Kyo Nakamura 2012

中村趫 (Nakamura Kyo)
1949年 京都市生まれ 写真家。
60年代後半の対抗文化の洗礼を受け、大学中退後はロックミュージシャンとして活動。1980年より写真制作を開始し、数々の個展、展覧会、また雑誌・出版物を通して、女性の肉体や関節人形をモチーフにしたデカダンスな写真作品を発表。2001年以降は、廃墟化する社会の中で写真というメディアを捉え直し、自己の批評的相対化と世界のリアルへと関心を向ける。
2009年、寺嶋真里監督の映画「アリスが落ちた穴の中」でスチール写真と照明を担当。2011年、東京パラボリカ・ビスにて個展「メランコリアの楽園」開催。2012年5月には久々に身体をメインモティーフにした作品展を東京神保町画廊にて開催の予定。
Rose de Reficul et Guigglesとは2002年の出会い以来、コラボレーション作品を制作、発表し続けている。


Rose de Reficul et Guiggles(ロウズ ド レフィクァル エ ギグルス)
ヴィクトリアンアンダーグラウンドというオリジナルジャンルを提示し風変わりな連中を引き連れて舞台を踏むパフォーマンスユニット。
2001年、Rose de Reficulのソロ活動にGuigglesが加入し結成。2004年より関西・関東のクラブシーンを中心に活動を本格的に開始。
Rose de Reficulの内面世界を軸に古典的な耽美感で飾り、演者とのインプロヴィゼーションによる混沌とした緊張感を持つ即興無言歌劇「ダークメルヒェンショウ」として多くのオーディエンスに強烈な印象を残す。近年ではギャラリーや劇場等活動場所を広げている。
主な公式作品に2008年、中村趫との写真作品としてのコラボレーションをまとめた愛蔵本「FORGOTTEN GARDEN」、2009年、愛知芸術文化センターオリジナル映像作品 映画「アリスが落ちた穴の中」主演(監督:寺嶋真里)がある。
主宰Rose de Reficulはショウを遂行する一方で経年色雑貨屋店「淑女雑貨Toe Cocotte(トゥココット)を運営、これらの活動をVictorian Undergroundとして統括している。


寺嶋真里
映像作家。80年代半ばより映 像作品の制作を始め、91年に8ミリ作品『緑虫』でイメージフォーラムフェスティバル一般公募部門グランプリを受賞。92年に水戸芸術館で映像インスタレーション作品を発表し、94年『女王陛下のポリエステル犬』がドイツ・オーバーハウゼン国際映画祭にて上映、99年『姫ころがし』で山形国際ドキュメンタリー映画祭に参加。
02年まで京都造形芸術大学にて映像舞台研究室の助教授を勤めた後、現在フリーの映像作家として東京を中心に活動を続ける。
09年に愛知芸術文化センターのオリジナル映像作品として製作した「アリスが落ちた穴の中 Dark Märchen Show!!」は、第40回ロッテルダム国際映画祭正式招待作品として上映される。また同作はミルキィ・イソベ氏とのコラボレーションで、瀟洒なART ALBUM + DVDとしてぺヨトル工房より発売され好評を博している。最新作は耽美派のギャラリー、Zaroffの3周年記念映像『つつがなき遊戯の秘蹟』。